妊娠検査薬でフライング検査、いつから使える?

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ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)検査数値による妊娠検査薬の評価

ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)とは


hCGはヒト絨毛性ゴナドトロピンというホルモンで英語名Human chorionic gonadotrophin の頭文字からhCGと呼びます。


ゴナドトロピン性腺刺激ホルモンの3つのうちの1つです。

①黄体化ホルモン(LH)
②卵胞刺激ホルモン(FSH)
③ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)

①②は脳下垂体から③は胎児の胎盤絨毛から分泌されます。


これら①②のゴナドトロピンは成長によって分泌される量に違いがあり、小児期では低いまま。FSH>LH。第二次成長を迎えLH>FSHへ変化し、老年期にFSH>LHと変動する。


③のhCGは、胚盤胞となった受精卵が子宮内膜に着床する際、栄養外胚葉が栄養膜細胞となりhcgを産生し絨毛を作り出す。

hcgは妊娠の最初の6週間にプロゲステロンを産生する黄体が消失するのを防ぐため、黄体ホルモンの分泌を維持して子宮内膜が剥がれるのを防いでくれる。

hCGが分泌されると約60日前後で血中濃度はピークアウトし、妊娠後期まで持続して分泌し、胎盤娩出後にhCGは消失する。

妊娠検査薬でフライング検査

性行為から2週間後、3週間後から妊娠検査薬で判定可能な妊娠検査薬はドラックストアやインターネットで購入できます。

市販検査薬の注意書きには、「生理予定日当日から検査可能」など書いてありますが、メーカーが指定する日よりも早く妊娠検査薬を使うことをフライング検査と呼びます。


受精卵は4-7日間かけて子宮内に着床できる胚盤胞になります。

その後、子宮内膜に着床しhCGを分泌していきます。

着床から3日(排卵の9±2日)で25 IU/l,着床から5日(排卵の12±2日)で50 IU/lで陽性となります。[参考:レジデント 2012/2 Vol.5 No.2]

この検査数値は血中での基準値ですが、すぐに代謝され尿中へ排出されるので、数日の時間差はありません。

そのため、フライング検査を生理予定日1週間前からすれば、受精卵が着床しているか確認ができます。

実際に私が妊娠した時は、高温期10日目から色のついた薄い線が見えました。はっきり陽性と分かったのは高温期12日目でした。

高温期9日目は蒸発線のグレー色で判定色ではありませんでした。

体内に十分なhCGがまだ少ないと妊娠検査薬で陰性となるため、フライング検査したけど陰性の場合は日にちをおいて再度検査してみて下さい。


妊娠が継続すれば色は濃くなっていきます。着床はしたけど、継続できない場合は化学流産という状態で判定色は薄くなっていきます。

注意としてビオチン(ビタミンB7)を摂取していたら8時間以上空けてから妊娠検査して下さい。

↓私が妊活で使っている温活商品などまとめてあります。↓



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